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ここ数年,「アンチエイジング」や「美白」を目指すスキンケア化粧品のヒットが相次ぎ,エイジングケアや美白効果を特徴とする機能性化粧品市場が伸びている。アンチエイジングに対する消費者の意識・関心も高まり,ライフスタイルの一環としてアンチエイジングが定着しつつある。 こうした市場環境を背景に,近年では,大手化粧品メーカーに加え,異業種からのアンチエイジング市場への参入も目立ち,機能性をコンセプトとする化粧品の上市が盛んだ。特に,科学的エビデンスに基づく機能性の解明が進んだことが,追い風となっている。ある素材メーカー関係者は,「5年位前から,アンチエイジングをキーワードにした製品開発が化粧品メーカーの間で盛んになってきた。成分開発においても,これまで以上に機能性に関するエビデンスを重視している」と話す。 そこで本レポートでは,機能性化粧品の主要テーマであるアンチエイジングに焦点をあて,(1)アンチエイジング&機能性化粧品の注目テーマ(2)アンチエイジング市場動向(3)関連製品動向(4)特許化動向――を明らかにすることで,今後のマーケティング展開や事業展開に役立つ情報を提供する。
素材メーカーが参入して激化する化粧品の研究開発競争
高い技術力で大手企業を追い上げる一丸ファルコス・丸善製薬
[2009/09/03]
アンチエイジング化粧品の研究開発競争は,素材メーカーや異業種も参入し激化する傾向にある。従来の大手化粧品メーカーだけでない点が特徴だ。それは特許出願ランキングや特許の質を図るPCI値のランキングから読み取ることができる。主要化粧品メーカー8社が占める割合は約36%であり,残る64%は1000社以上の企業・大学・研究機関などが占めている。その中で主要8社を追い上げている企業が一丸ファルコスと丸善製薬である。
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