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経産省の大学連携推進室、特許権収入などで産学連携実態の見える化に着手
[2014/11/4]
経済産業省産業技術環境局の大学連携推進室は、産学連携の実態を示す“産学連携の新たな展開について”(仮称)という実績分析をまとめ、平成26年度末の2015年3月に正式版を公表する計画だ。その速報値を、大学などの産学連携関係者などに、いくらか明らかにしつつある。経産省と文部科学省が共同で平成25年度から2年計画で始めた「産学連携評価モデル・拠点モデル実証事業」の中で、大学連携推進室は「大学など(TLO=技術移転機関を含む)の産学連携の実態を示す分析を進め、“実態を見える化”しようとしている」と、宮本岩男室長は説明する。
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製薬企業を悩ます医薬品への異物混入
終わりなき挑戦の現状
[2014/10/24]
製造業において品質管理の不備は、企業価値の根幹を左右する重大事象に発展しかねない。自動車、家電、食品など、様々な業種で製品回収やリコール事例が後を絶たない中、企業は品質管理に対する弛まぬ努力を続けている。こと医薬品に関しても同様だ。医薬品の品質トラブルは、健康被害の原因となりうる可能性がある。副作用リスクや規格不適合、表示ミスなどが原因で毎年150件程度の回収が行われている。中でも、医薬品への異物混入は製薬企業を悩ます原因の一つだ。各社、製造現場のクリーン化や検査装置の導入などで異物混入リスクを軽減するものの、検査すり抜けを100%防ぐことはできず、その対策に終わりはない。さらに検出感度の向上が逆に良品を不良品として検出する誤検知を招くなどの課題も顕在化している。医薬品製造における異物検査の現状を報告する。
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カキ殻を利用した環境改善資材が、国産アサリの復活、干潟の再生の切り札に
[2014/7/25]
三重県鳥羽市浦村で、カキ殻から作られた貝養殖用栄養剤を使ったアサリの新しい養殖法が開発され、注目を集めている。この養殖法は、貝養殖用栄養剤と砂利を一緒にネットに入れて干潟に設置し、アサリの幼生を着底させて、効率的に成長させるというもの。地元企業のケアシェル(本社:三重県鳥羽市、山口恵社長)が、水産総合研究センター増養殖研究所と共同で開発した。
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ビッグデータと波形解析で「ものづくり」を改善
大手自動車メーカーで年間1,000万円以上のコスト削減事例も
[2014/7/24]
近年、「ビッグデータ」という言葉が脚光を浴び、方々で見聞きする機会が増えた。一方でビッグデータ技術の業務での活用はこれからという分野も多い。しかし、ビッグデータの手法が注目されるより20年以上前に特許化され、工場などの生産設備の業務改善で効果を上げつつある技術がある。波形解析および波形判定という技術がそれだ。工場などの設備工事を手掛ける中山水熱工業(本社:三重県鈴鹿市)が、開発中である。
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バイオミメティクス研究会、実用化促進に向けたNPOを設立へ
[2014/7/2]
高分子学会内に設けられたバイオミメティクス研究会は、バイオミメティクス(生物模倣)分野での産学連携を進める組織として、特定非営利活動法人バイオミメティクス推進協議会を設立することを決議した。近々、東京都にNPOの申請書類を提出する予定。「生物模倣」などと翻訳されるバイオミメティクス分野は、生物が持つ機能や構造、生産プロセスなどを解析・解明し、省エネルギーなどの低環境負荷性に優れた高機能性などを実現させることを目指す学術領域として注目を集めている。
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大学技術移転協議会、「大学技術移転サーベイ2013年度版」を販売
[2014/6/25]
一般社団法人大学技術移転協議会(UNITT)は、2013年度の日本の産学連携実績などをまとめた単行本「大学技術移転サーベイ2013年度版」を発行し、2014年6月23日から発売を開始した。UNITTは毎年度ごとに、前年度の日本の産学連携活動実績を示す各データなどを、独自のアンケート調査(各大学や技術移転機関〔TLO〕などへのアンケート)や文部科学省と経済産業省の公表データなどを基に、日本の大学やTLOなどの技術移転実績などをまとめている。
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直径100〜200nmの微細気泡、ウルトラファインバブルが広範な産業で応用へ、業界団体設立や国際標準化で産業発展のスタートラインに
[2014/1/17]
水に分散して長期間浮遊する目に見えない直径100〜200nmの微細気泡、いわゆるウルトラファインバブルが注目を集めている。2012年7月には同技術の産業化を促進し、定義、計測方法また応用方法のISO国際標準化を推進するため、ファインバブル発生装置、計測器メーカーやユーザー企業が中心となり微細気泡産業会が設立された。微細気泡の発生装置や利用技術は世界的に見ても日本が圧倒的に進んでおり、ファインバブル技術は将来グローバルな基幹産業へ発展する可能性を秘めている。
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