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地域資源,人のネットワークを活用し,健康ビジネスを創出
〜「健康ビジネスサミットうおぬま会議2009」より

[2009/12/02]


 「健康ビジネスサミットうおぬま会議2009」の2日目となる10月30日は,5テーマの個別会議及び関連イベントが行われた。個別会議として「『健康とスポーツ』事業創造会議」「新潟県健康ビジネスマーケティング研究会」「『透析患者及び透析予備軍のQOL向上について考える』会議」「ユニバーサルデザイン会議」「アンチエイジング健康ビジネス会議」及び関連イベントとして「緊急セミナー『食品機能性表示研究会』」である。さらに,「アンチエイジング健康ビジネス会議」の関連イベントとして「アンチエイジングトレッキング」も行われ,20名あまりの参加者が約3時間かけて近くの山を散策した(写真1)。

 「『健康とスポーツ』事業創造会議」は,午前と午後に分けた2部構成で開催。午前中の第1部では,事業創造大学院大学の川辺紘一教授が「ふるさと起業塾」の概要について講演した。これは地方の起業家を育てるプロジェクトであり,すでに新潟県長岡市など,全国数カ所で「地域塾」が開かれているという。「地方で働きたいと考えている若者は決して少なくない。ふるさと総研が全国10万人に行ったアンケートによると,都市生活者の35パーセントは農山漁村で暮らしたいと思っており,ニーズは非常に高い」と川辺教授は指摘した。

写真1
 
写真1
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アンチエイジングトレッキングには20名あまりが参加した
 
写真2
「健康とスポーツ」事業創造会議


スポーツ好きな農業人集まれ

 続く第2部ではパネルディスカッション形式で,スポーツと農業を融合した「グリーン・ライフ・ファーム」の具体的活動方針が議論された。その結果,「スポーツ屯田村」構想として,十日町市「なぐも原・結いの里」の耕作放棄地に,“スポーツ好きな農業人”に入植してもらうことが決まった。


 「ユニバーサルデザイン会議」では,まず今年8月にNPO法人「UD21にいがた」が燕市に常設福祉用具展示場「Willassist」を開設した経緯が説明された。また,ユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学所長が興味深い商品を紹介(写真3)。視覚障害者の提案から生まれた京セラの「黒いまな板」,子供の安全を考えた三菱電機の「蒸気を出さない炊飯器」などを例に挙げながら,「ユニバーサルデザインの対象は高齢者や障害者だけに限らない。妊婦や幼児などにも,広く目を向けることが大切」と話した。

写真3
 
写真4
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「ユニバーサルデザイン会議」での発表の様子
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アンチエイジング健康ビジネス会議の報告

「心のアンチエイジングには,ときめきが必要」(白澤卓二教授)

 女性の参加者が目立ったのは「アンチエイジング健康ビジネス会議」だ。ここでは順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座の白澤卓二教授,プロスキーヤー・登山家の三浦豪太氏ら4名によるパネルディスカッションが行われた(写真4)。 パネラーの一人である冨樫一成新潟県議会議員・管理栄養士は,地元で行われた2泊3日のアンチエイジング・ツアーに参加したことで,改めて豊かな地域資源を再確認できた体験を報告。白澤教授は「心のアンチエイジングには,ときめきと感動が必要。中高年の女性がヨン様に夢中になることもアンチエイジングには役立つ」と話し,会場の笑いを誘った。

 2日間にわたった個別会議がすべて終了した後,エンディングとなる全体会議が再び開かれ,各個別会議の主宰者がそれぞれの会議の討議内容を報告した。
 座長を務めた新潟県産業労働観光部の河合雅樹新産業企画監は,各個別会議の報告を受けて「資源」「アンチエイジング」「境界のない社会」「連携」「制度設計」という5つのキーワードをあげ,自然,農産物,水といった地域資源,あるいは地域のネットワーク(人的資源)を活かしながら,地域から健康医学を発信し,業界や地域の垣根を越えて連携していくことを今後の課題として「健康ビジネスサミットうおぬま会議2009」を総括した。













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