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「健康ビジネスサミットうおぬま会議2009」開催
予防,健康増進,快適に向かう健康ビジネス

[2009/11/30]


 10月29日,30日の両日,新潟県南魚沼郡湯沢町のNASPAニューオータニで「健康ビジネスサミットうおぬま会議2009」が開催された(写真1)。
 うおぬま会議は,新潟県が2006年から進めてきた健康ビジネス連峰政策の一環として企画され,昨年に引き続き今回が第二回目の開催となる。全国から企業,団体,大学,医療,行政の関係者を招き,健康・福祉・医療関連産業のさらなる振興のため,健康ビジネスの様々な課題を議論し,全国に向けて発信することを目指している。
 今回も北は北海道から南は沖縄まで,2日間で延べ1,000人に上る参加者が全国から参加。全体会議となる「オープニング・基調講演」と「エンディング・総括」に加え,健康ビジネスの様々な分野にわたる8テーマの個別会議及び関連イベントが行われた。 オープニング・基調講演では,泉田裕彦新潟県知事の挨拶に続き,千葉商科大学の島田晴雄学長による基調講演「健康産業ノススメ」で,「健康ビジネスサミットうおぬま会議2009」は幕を開けた(写真2)。

写真1
 
写真1
写真1
健康ビジネスサミットうおぬま会議2009
オープニング
 
写真2
千葉商科大学・島田晴雄学長による
基調講演


治療医学から予防,健康増進,快適医学へ

 島田学長は「金融危機から大不況を経た世界では,産業のメガトレンドも大きく変わり,高齢化に対応した健康産業,人口爆発に対応した水,食糧の生産,環境問題に対応する新たな技術開発,石油に代わる新しいエネルギーの開発などが今後の世界経済をリードする」とした上で,「そうしたメガトレンドの中でも高齢化の進む日本にとって健康産業が極めて重要な意味を持つ」と指摘した。さらに,「健康産業の中核を占める医学には治療医学,予防医学,健康増進医学,快適医学の4段階があり,これまでの日本の医療は,すべて病気を治す治療医学だった。しかし今後は,予防医学や快適医学が注目される」と医学が病気の治療にとどまらず,予防,健康増進,快適という方向へ進化・高度化していく必要性を説いた。そして,「新鮮でおいしいものを食べ,温泉に入れば元気になる。豊かな自然環境や食材に恵まれた新潟県は,まさに快適医学の宝庫。これからの時代,健康に役立つ商品やサービスを開発する上で,非常に大きな可能性を持っている」と新潟県が持つ自然資源のポテンシャルを示唆するとともに「豊かな自然と農産物,海産物など地域資源を利用しつつ,健康づくりの様々な製品や仕組みや知恵のネットワークを構築することで,それを環日本海地域まで広げる大きな可能性を持っている」と島田学長は,1時間半にわたって熱を込めて語った。

 同日には個別会議として「エグゼクティブ会議・新潟」「にいがた減塩ルネサンスイベント」「千葉商科大生&新潟県内企業による産学意見交換会」の3つの個別会議,また,関連イベントとして「新潟県健康ビジネス協議会設立総会」が行われた。


薬事法の表示規制の緩和を訴える(エグゼクティブ会議)

 エグゼクティブ会議は健康食品メーカーの関係者を中心とした会議。2007年12月に発足し,今では100社を超える企業が参加している。今回のテーマは「新潟における健康ビジネスの可能性を探る」というもの。エグゼクティブ会議事務局長を務めるCMPジャパンの牧野順一代表取締役社長の講演に続き,森下仁丹の駒村純一代表取締役社長,新日本製薬の後藤孝洋代表取締役社長ら5名が参加するパネルディスカッションに。薬事法によって,健康食品(サプリメント)の効能効果の表示は禁じられているが,この表示規制の緩和などが提案された。
写真3
写真3: 千葉商科大生との意見交換会

 「千葉商科大生&新潟県内企業による産学意見交換会」は,県内企業3社の代表者と千葉商科大学サービス創造学部の学生30名が参加し,意見交換が行われた(写真3)。各企業のプレゼンテーションが終わる度に学生たちが手を挙げ,積極的に質問や提案をぶつけていく。
 意見交換会に参加した,新潟県阿賀野市の村杉温泉で老舗旅館を営む長生館の荒木善紀代表取締役専務は,「現場の人間には思いつかない斬新な意見を聞けて,たいへん刺激を受けた。とりわけ,若い女性をターゲットにしたプログラムの開発,価格の問題など,改めて考えさせられた」と話した。


 午後6時30分からは「レセプション〜プラス NEWでいこう!〜」にて,郷土料理とともに異業種・他地域間での交流。「南魚沼産こしひかり玄米粉の海老ドリア」「新潟もち豚の冷しゃぶ」「八海山美雪ますの刺身」など新潟県の郷土料理と地酒が並び,地元・湯沢温泉に伝わる勇壮な「雪雷(おろし)太鼓」が人々の耳を楽しませた(写真4写真5)。


写真4
 
写真5
写真4:郷土料理が人気を呼んだ
 
写真5:地元伝統芸能「雪雷太鼓」









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