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パネル・メーカーの事業戦略研究2008

日米欧3市場の特徴と動向を読む(1)
FPDテレビ普及率世界一の日本〜今後の市場拡大は難しい

[2008/03/11]

 日本市場は早くからFPDテレビの普及が進み,FPDテレビの普及率は2007年第1四半期の時点で世界一である。2011年のアナログ放送停止に伴う駆け込み需要で,FPDテレビの普及率はさらに拡大するだろう。一方,1家屋あたりの平均床面積が小さい日本では,40型以上のテレビを設置できる家庭はそう多くはない。日本のテレビ・メーカーはテレビ事業の発展・拡大のために世界市場への進出を開始している。

FPDテレビの普及が進み今後の市場拡大は難しい日本
 日本は世界に先駆けてFPD(液晶・プラズマ・プロジェクション)テレビの市場が形成された。2007年第1四半期の方式別シェアは,液晶テレビの79.9%,プラズマ・テレビが7.6%,リアプロ・テレビが0.1%であり,FPDテレビが,全テレビの87.6%を占めるに至った。全方式テレビに占めるFPDテレビの割合は世界一である。(米DisplaySearch社予測)。FPDテレビの世帯普及率が100%になると,買い替え需要などを除けば,これ以上の需要拡大を望むことは難しい。全テレビ出荷台数の対前年比成長率がピークに達するのが,2010年から2011年にかけての6.3%である。2011年7月のアナログ放送停波に伴うデジタル放送対応テレビへの買い替え需要を考慮しての予測である(図1)。

日本におけるテレビ出荷台数予測

日本市場でのテレビ・サイズの大型化はあるか
 日本市場で今後テレビのサイズはどこまで拡大が望めるのだろうか。DisplaySearchのデータによると,日本の全方式テレビを見ると2007年第1四半期は,20〜29型が最もボリュームが大きく33.4%であった。30〜34型が25.2%で続く。平均サイズの変遷を見ると,2007年は29.9型であるが,2011年には34型になると予測されている。40型以上も需要も徐々に伸びるが,大型のテレビを設置できる家屋は多くはないだろうことから40型以上の需要の伸び率は低調である。日本の1戸あたりの延べ床面積は約95m2,北米は約162m2である(総務省統計局データ)。日本は北米に比べて6割弱の広さしかない(図2)。今後もテレビ・サイズの大型化に関してはテレビ・メーカーとしても強い期待は持てないだろう。

  各国の戸数と平均面積

日本の代表的なテレビ・メーカーであるソニー・松下電器工業・シャープなどは飽和感のある日本のテレビ市場から世界へと眼を向けた活動を開始している。「LCDパネル・メーカーの事業戦略研究 2008」では,このようなテレビ・メーカーに液晶パネルを供給する液晶パネル・メーカーの事業戦略について分析した。主要液晶パネル・メーカー5社の事業戦略を事業ミッション,市場環境,技術戦略,製造戦略,製品戦略,販売戦略,事業体制,財務戦略の8項目に分けて多角的に分析し,FPDテレビ業界に関連するパネル・メーカー,部材メーカー,装置メーカーなどに指針を示す情報を提供する。

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