株式会社テクノアソシエーツ LCDパネル・メーカーの事業戦略研究 2006 電子産業・成長戦略フォーラム 発行レポート

「LCDパネル・メーカーの事業戦略研究 2006」関連記事
[2005/11/11]

 2005年には世界でのLCDテレビの需要が2,000万台/年に近付く見通しである。しかし,今後の市場開拓は,これまでとは異なる消費者を想定した製品開発が必須になる。

 これまでのLCDテレビ市場は,デジタル放送のインフラが整い,所得が高い日本や欧米の先進国における需要を喚起することによって成長してきた。しかし,2,000万台〜4,500万台/年の大型LCDテレビが生産される状況においても同様のことが言えるのだろうか。

 調査会社の米DisplaySearch社によると,2004年に販売されたテレビ受像機は,CRT方式などを含めた総数で1億8,200万台だった。このうち,約1億7,000万台が1,000米ドル以下の製品である。1,000〜2,000米ドルの価格帯の製品が約450万台,2,000〜4,000米ドルが約600万台,4,000米ドル以上が約150万台といった分布である。1,000米ドル以上は全体の10%以下に過ぎない。最低2,000万台という大型LCDテレビの供給能力と釣り合うためには,定常的に1,000米ドル以下で生産できる体制を整えなければならないのである。

 テクノアソシエーツが発行する「LCDパネル・メーカーの事業戦略研究 2006」では,主要LCDパネル・メーカー5社の事業戦略を多角的に分析することによって,2010年までのテレビ向けLCDパネルの製造原価とLCDテレビの製造原価の推移をシミュレーションした。これによって,市場を拡大するための課題を明確化し,実現の可能性を見定めるための情報を提供する。
(伊藤元昭=テクノアソシエーツ プリンシパル)

レポート・ハイライト
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