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環境・電池の技術ロードマップと利用シーンの将来像

先駆者シリーズ(3)クルマを変える
世界に先駆けて電気自動車を本格生産
究極はインホイール・モーターの採用


[2009/09/03]


 三菱自動車工業は,世界に先駆けてこの7月から法人向けに電気自動車の納入を始めた。電気自動車は究極のエコ・カーとして,既存のクルマの概念を変えるだけではない。大容量のLiイオン電池を搭載した「動く蓄電池」としての役割も担う。40年の開発の歴史があり,満を持して電気自動車の世に送り出した同社でマーケティングを担当する堤健一氏に,電気自動車にかける思いを聞いた。

(聞き手は,テクノアソシエーツの朝倉博史)


――世界に先駆けて電気自動車の本格的な生産を始めましたね。
三菱自動車工業 MiEV事業統括室マーケティングチーム エキスパート 堤 健一 氏
三菱自動車工業
MiEV事業統括室マーケティングチーム
エキスパート

堤 健一 氏

 われわれの中では電気自動車を早く世に出したいという思いがあり,それがたまたま世界的に見ても早かったということです。電気自動車は自動車メーカーとして地球温暖化対策に貢献できる究極のエコ・カーと言えます。しかも電気自動車であれば,われわれは40年の開発の歴史があり,世界で競争力を発揮できます。


――電気自動車の仕様を決める上で取捨選択があったと思いますが。

 何かを犠牲にしたという意識はありません。既存のガソリン車をベースに作ろうとさまざまな試作を重ねましたが,最も頭を悩ませたのが蓄電池の置き場でした。車の大きさに応じて動力性能,航続距離を考えると,蓄電池をどれだけ積まなければならないかを計算できます。検討の結果,1500ccクラスや2000ccクラスではなく軽クラスが車の大きさの割には電池のスペースを広く取れることが分かりました。蓄電池の置き場所が車のバランスにも影響しますが,それも軽クラスだとうまくいきます。シートや荷物のスペースも十分確保でき,条件のそろった良い車が作れそうだということになりました。あえて言えば,重量が200kg増えてしまったことぐらいです。


――ガソリン車に比べて航続距離が短いという指摘があります。

 今の製品のカタログ値では航続距離が160kmですが,欲を言えばそれが200kmだったら満点だったと思います。ただ,われわれが調査した軽自動車の使い方を見る限りは,実際に100〜120kmの航続距離だったとしても90%以上の利用シーンには対応できると見ています。


――電気自動車はガソリン車にはない,新たな利用シーンを生む可能性があります。

 利用シーンについては,外部の知恵も借りながら発想をふくらませていきたいと思います。ただし,アイデアを実現するためには条件が必要です。コンピュータでも,ソフトウェアのエンジニアが論理を考えてもハードウェアの能力が追いつかないと実現しません。目指すところに合うように技術的な部分を準備していく必要があります。


(インタビューの続きは,テクノアソシエーツ発行の調査レポート「環境・電池の技術ロードマップと利用シーンの将来像」でご覧いただけます)

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