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30才以上の56.1%が,ひざに痛みや違和感
焼津水産化学工業が実施した意識調査で明らかに


[2006/06/21]

 「30才以上の56.1%が,ひざに痛みや違和感を感じているのに,その半数は治療も予防もしていない」 ― 食品素材メーカーの焼津水産化学工業が行った「ひざの痛みに関する意識調査」によって,このような実態が明らかになった。焼津水産化学工業は,関節痛の緩和効果がある機能性素材N-アセチルグルコサミン(NAG)を製造・販売している。
 この調査は,2006年4月,国内の30才代〜60才代の男女800人を対象に行われた。調査結果によると,全体の56.1%が「ひざに痛みや違和感がある」と回答する一方,そのうち47.7%が「治療,予防をしていない」と回答した(図1,図2)。大半が,ひざの痛み,違和感をそのまま放置している現状が明らかになった。また,60才代を対象に対策を取らない理由を尋ねたところ,「年をとると仕方ないから」がトップとなり,「特に理由はない」,「面倒くさい」などが続いた。今回の調査結果について,静岡リウマチ整形外科リハビリ病院医師で清水エスパルスのチーム・ドクターを務める福岡重雄氏は,「ひざ関節痛は,放置して悪化させると元に戻せなくなる。適度な運動と体重管理とともに,効果的な機能性食品などを利用することで,早めに対策を取ることが肝心」とコメントしている。
 今回の結果を受け同社では,NAGがひざの諸症状の予防・改善に効果的な素材であることを広くアピールしていく方針である。

関節痛の改善にNAGが高い効果
 NAGは体内で,ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸といったグリコサミノグリカン類の主要構成単位として存在している。これらのグリコサミノグリカン類は,関節軟骨や皮膚などに多く分布し,水分保持,軟骨や腱の再生などに関わっている。そのため,NAGの摂取は関節炎治療効果や美肌効果などが期待できる。
 焼津水産化学工業では,関節軟骨への効果に関して,ヒトを対象に変形性膝関節症の改善試験を実施している。NAGを1日当たり500mgと1000mg,8週間にわたって投与したそれぞれの群と,NAGを投与しないコントロール群を比較した(図3)。その結果,臨床評点(治療成績の判定基準)において,いずれも症状が改善することを確認した。また,鳥取大学農学部臨床獣医学科教授の南三郎氏との共同研究により,ウサギにコラーゲンとNAGを同時投与することで,関節軟骨や腱の損傷の治癒効果を高められることを確認している。
 NAGと同様の効果を示す機能性素材としては,コラーゲンやヒアルロン酸,グルコサミンなどが知られている。これらの素材と比較してNAGは,(1)味が良い,(2)熱や酸に強く安定性が高い,(3)分子量が小さく吸収率が高い,といった特徴を持つ。また,焼津水産化学工業は化学合成ではなく,カニ殻やエビ殻といった天然素材からNAGを生産する独自技術を有する。これらの特徴から,「食品や飲料への応用が容易である。また,食品だけではなく化粧品でも効果が期待できる」(焼津水産化学工業代表取締役社長坂井和男氏)という。現在,同社のNAGは「グルコサミンパワー」(日本ミルクコミュニティ),「N−アセチルグルコサミン」,「健康美飲料」(UMIウェルネス)などに配合されている。
 高齢化社会の進展に伴い,ひざの痛みや違和感といった関節痛に悩む人たちは増えている。また,2006年6月12日には,東京大学付属病院が国内に1000万人以上の患者がいるとされる変形性関節症の世界最大規模の疫学研究に着手すると発表した。今回の調査結果は,こうした関節痛への注目度の高まりを裏付けるものである。今後,焼津水産化学工業は,加齢による関節痛を予防・改善する素材としてNAGを幅広く告知し,サプリメントをはじめ特定保健用食品(トクホ)や一般食品への応用を加速していく考えである。
(テクノアソシエーツ 笹木雄剛)



【お問い合せ】
焼津水産化学工業株式会社(YSK) 担当:広報室 島田
〒422-8067 静岡県静岡市駿河区南町11−1−6F
TEL: 054-202-6030 E-MAIL: k-shimada@yskf.co.jp


図1:ひざに痛みや違和感を感じる割合
図1:ひざに痛みや違和感を感じる割合

図2:治療や予防をしている割合
図2:治療や予防をしている割合

図3:ヒトを対象とした変形性膝関節症改善試験
図3:ヒトを対象とした変形性膝関節症改善試験




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